学校概要・沿革・創立者ご挨拶
■学校概要
学校名 | 関西外語専門学校 国際高等課程(Kansai Internatinal High School) |
---|---|
所在地 | 大阪市阿倍野区松崎町2-9-36 |
電話番号 | 06-6621-8108 |
FAX番号 | 06-6621-1880 |
創立 | 1989年(平成元年)4月1日 |
生徒数 | 180名 |
学級数 | 9クラス |
教職員数 | 50名 |
■沿革
1953年 | 天王寺予備校を創立 |
---|---|
1967年 | 天王寺英語学院(現 関西外語専門学校)を創立 |
1969年 | 学校法人天王寺学館を設立 |
1976年 | 天王寺英語学院、専門学校として認可 |
1989年 | 国際アカデミー高等専修学校(本校の前身)を豊中市に設立 |
1996年 | 国際アカデミー高等専修学校、大阪市移転を機に 関西国際高等専修学校(Kansai International High School)に改称 |
2002年 | 天王寺学館高等学校を創立 高校創立に伴い関西国際高等専修学校を関西外語専門学校国際高等課程(Kansai International High School)に組織変更。現在に至る。 |
60年を超える伝統 時代を先取りした英語・国際教育
関西インターナショナルハイスクールの経営母体・天王寺学館には60年を超える教育の伝統があります。 最初の学校・天王寺予備校は1953年に創立されました。予備校創立当初より受け継ぐ校是、「血の通った教育の場」は今も、学校法人天王寺学館が運営するすべての学校に浸透。その結果、少人数教育を主体とし、生徒の個性を尊重しつつ、生徒個々の学習の必要に応じ「分かるまで教える」「分かるまで学ぶ」という教育風土が根づいています。
1967年には関西外語専門学校の前身・天王寺英語学院を設立。訳読による英語教育が当たり前の時代に、時代を先取りして「使える英語」を始めました。
関西インターナショナルハイスクールは、1989年に国際アカデミー高等専修学校として創立されました。カリキュラムや授業スタイル、成績認定方法など教育の根幹は、設立当初のアメリカ人教員スタッフが築きました。2002年の天王寺学館高校創立に伴い、本校は関西外語専門学校の中に高等課程という位置づけで組織変更されました。しかし、四半世紀に亘って、「生きた英語」教育・国際教育を主に日本人生徒に実施するプロセスで必要に応じ改定しておりますが、設立当初の伝統は今も脈々と引き継いでおります。
■創立者からのご挨拶
国際的日本人としての飛躍
I’m biased in favor of boys and girls learning English
- 関西外語専門学校創立者(初代校長) 早原 瑛 「1932年-2015年」
-
- ● 学校法人 天王寺学館長
-
- ● 藍綬褒章受章
- 国際教育貢献により
1995年11月2日受章
-
- ● 瑞宝双光章受章
- 専門学校教育の功労により
2005年11月10日受章
明治維新を第1の開国、敗戦後の新生日本を第2の開国とすれば、今日は、自らの手になる第3の開国が、静かに、しかし粛々(しゅくしゅく)として進行していると言うことが出来ます。戦後の驚異の経済成長も冷戦の終結と共に去り、世界が米国の主導する一極構造となると思いきや、実は各地に紛争が頻発し、それぞれの地域の主導権争いが目を覆うようになってきています。とりわけ我が国近辺の東アジアは、21世紀世界の大きな政争舞台として注視を集めることとなりました。
文字通り国際時代の到来であって、地図上の国境線は実は、モザイクに入り交じった人々の活発な往来と共に、民族・社会・文化などの共生と、地球規模の環境・資源・エネルギーの争奪戦の様相を呈するようになり、この日本第3の開国は、日本人としてのアイデンティティの自覚を呼び起こしつつ、大規模な異文化との摩擦、葛藤、融和、相互侵入などを抜きに語ることは出来ない状況です。
開校して四半世紀、この間、外交・ビジネス・文化など多様な領域に多くの卒業生を送り出す実績を積んできました。今、新たな国際化の時代の到来を眼前にして、これからこの国際舞台で活躍しようとする前途有為の若い諸君の為に新たな準備を整えたところであります。
再び、"I'm biased in favour of boys and girls learning English.[英語を学ぶ青少年を私はなぜだか好きだ。](ウィンストン・チャーチル)"を繰り返し、『言葉は未来を拓く』を合言葉に、逞(たくま)しい未来の国際的日本人の入学を心より願っております。
■法的位置づけ・高卒資格
K.I.H.S.は学校教育法第124条に規定されている専修学校の高等課程です。専修学校高等課程は、高校と同じく中学校卒業生が募集対象で、座学(通常の授業)と実習をバランスよく配しながら職業・教養教育を行います。文部科学省指定の高等課程を卒業した者には、高等学校卒業者と同様、大学入学資格が与えられます。
K.I.H.S.は専修学校ならではの柔軟なカリキュラムにより、思い切った英語・国際教育を実施しており、卒業生は大学入学資格がありますので、国内・海外の大学・短大等へ進学しています。
高等学校とK.I.H.S.との比較
高等学校も、専修学校高等課程も、学校教育法に規定されている学校です。(K.I.H.S.は専修学校の高等課程です。)
K.I.H.S高等課程(専修学校) | 高等学校 | |
---|---|---|
受け入れ対象 | 中学卒業生 国内外で9年間の学校教育課程を修了した者 |
中学卒業生 国内外で9年間の学校教育課程を 修了した者 |
制度 | 全日制、3年課程 | 全日制、3年課程 |
カリキュラム |
英語・国際教養を中心とした科目 (高校基本教科をカバーしながら「生きた英語」「国際教養」に特化)
|
主要5教科+副教科 (例えば家庭科や芸術系科目は必須) |
英語 |
11時間程度/1週間 (ネイティブ教員等による生きた英語)
|
6時間程度/1週間 (日本人教員による授業) |
教員 |
基本的に日本の教員免許取得者と外国人教員で担当 (外国人教員が全授業の役4割担当)※1
|
日本の教員免許取得者 一部、外国人教員 |
教科書 |
アメリカ等の高校で使用されている教科書 ESL教材 ※2 (国語・歴史総合などでは文部科学省検定教科書を使用)
|
文部科学省検定教科書 |
大学受験 |
国内全ての大学、海外の多くの大学
|
国内外全ての大学 |
※1当校の外国人教員は原則として海外での教員免許あるいは英語教員の資格(TESOLなど)を持っています。
※2English as a Second Languageの略で第二言語としての英語を実践的に習得させるために開発された教材で、アメリカ・イギリス等の大学附属言語センターに置いても使用されています。関西外国語大学など日本の外国語大学も使っています。
本校(K.I.H.S.)卒業により文科省から「大学入学資格」が与えられます。
希望者は高卒資格も取得できます。
本校(K.I.H.S.)は、学校教育法に規定されている専修学校高等課程であり、文部科学省より「大学入学資格付与校」として認定されていますので、本校を卒業することにより、専修学校高等課程卒業資格に加えて、大学入学資格が与えられます。また、通信制の科学技術学園高校と併修(ダブルスクーリング)していますので、希望者は高卒資格も取得できます。
専修学校の柔軟な教育制度によりインターナショナルスクール教育を実施
専修学校の柔軟な規定により、次の点で日本の通常高校では実施できない、インターナショナルスクール教育を行っています。
1. 外国人教員による授業
原則として、外国人教員はCELTA・TESOLなど国際的な英語教育資格などを持っています。また、日本人教員は高校教員免許を持っています。
2. 英文教科書の使用
社会科・理科科目はアメリカ・イギリスの中等教育学校の教科書を使用し、英語はESL教材(*)を使用します。一方、「現代の国語」や「歴史総合」など、高等学校の学習指導要領に則った科目は文科省の検定教科書を使用します。
*ESL教材 English as a Second Languageの略で、第二言語としての英語を実践的に習得させるために開発された教材
3. 英語・国際系科目を重点的に学べるカリキュラム
高校普通科目(主に文系科目)は基礎教養として学びつつ、英語・国際系科目を高度に幅広く学べるよう十分な授業時数を確保しています。
高卒資格取得のための学習希望者
高卒資格取得を希望する生徒は、本校入学に加えて科学技術学園高校にも入学できます。この併修制度(ダブルスクール)により、科学技術学園高校も卒業できます。
科学技術学園高校での学び
科学技術学園高校では授業(スクーリング)については最少限の授業時数で卒業できます(年間5日程度の授業)。科学技術学園高校は通信制の学校で、自学自習を基本とします。
スクーリングは、科学技術学園高校・大阪分室で実施されます。科学技術学園高校・大阪分室は、大阪メトロ「本町駅」より徒歩約10分の通学しやすい立地です。