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2010.07.20

朝日進学サポートフェアに参加しました

ハロウィン4

このサポートフェアは、朝日新聞社広告局が主催しました。正式名称は「私立小学・中学・高校 進学サポートフェア」。
私立中学校・高校等の入試担当者が100人余、梅田スカイビルに結集。当日、たくさんの小学生や中学生、そして保護者の皆さんが来場してくれました。
本校も高校に混じってブース参加。午前中は2組の方が入学相談してくれました。

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しかし、昼以降はほとんど休む間もありませんでした。資料を請求してくださった方を含めると、16~18組の方が入学相談に来てくださいました。
お話しを伺っていて感じたことは、「国際化」の時代の流れとして、単に国公立大学や難関私大に進学するだけでは、就職が難しくなっていることです。「使える英語」は必須条件で、「海外経験」、さらに業務を行う専門知識や教養を身につけたい、そんなニーズがますます大きくなっているようすです。
先日、立命館大学の学校説明会に参加して驚きました。「国際関係学部」に「グローバル・スタディーズ専攻」を新しく導入するというのです。授業はすべて英語で行う、とのことです。
立命館大学には、以前から「国際インスティチュート」プログラムがあり、「使える英語」が習得でき、「国際教養」など国際的な場面で活躍できるマインドや知識・スキルを習得させてています。その意味では、時代の先端を行っていましたが、更に「全部の授業を英語でおこなう」専攻ができる。さすがに、立命館大学という印象を受けると同時に、「今頃になってやっと」という感想も抱きました。
本校では高校生段階で「英語で授業」を行っています。もっとも、すべての授業でなく、また、高校レベル(一部は大学レベル)の社会科・理科ですが・・・。
朝日新聞社関係の担当者の話しでは、本校の入学相談者数は、今回参加した高校の中でも多い方だったとのことです。
時代は、「国際化の影響」という生易しいものではなくなりました。企業の就職担当者と話しをしていて痛感することは、日本はいよいよ「国際化の大波」に飲まれてきていることです。楽天は、社内共通語を英語にするとのことです。共通語にするかどうかは別にして、社内で「英語が当たり前」という、この流れは止まらないでしょう。世界を駆け巡る最新の情報は、基本的には英語でしか入手できないからです。
本校では「模擬国連」に打ち込んでいますが、例えば今年の議題「Water for Life(命の水)」で、国連加盟国の最新情報は英語でしかアクセスできません。日本語の情報は少なすぎ、古すぎてあまり役に立たないというのが現状です。
今後、日本人学生が就職する際、日本に留学している優秀な外国人留学生との競争にさらされる時代となってきています。社内の会議が「英語で」ということも当たり前となる時代となるでしょう。
いよいよ本校の教育が必要になる時代だと痛感させられます。襟を正して、英語・国際教育に邁進していきたいと決意を新たにしました。
教育主任  滝本 武

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