おおさかグローバル塾の趣旨と終了式参加

大阪府は、４年前より「おおさかグローバル塾」という将来において長期海外留学を目指す高校生等を対象にプログラムを実施しています。
生徒たちは9カ月に渡って短期留学準備講座、2週間の短期留学、そして長期留学準備講座に参加し、生きた英語力とコミュニケーション能力を鍛えます。
その終了式と成果発表会が行われ、2015年度このプログラムに選ばれた本校生徒２名が出席しました。

おおさかグローバル塾の終了式でのプレゼンテーション

入塾式時と比べ、2人ともがより流暢に英語で自分の思いを伝えられるようになり、より滑らかな発音を喋るようになったと感じ取れました。
また、大勢の人の前で発表していてもどこか自信を得たような表情で話していました。

発表内容はとても工夫されていて、語学の勉強だけではなく、社会のチームプレイヤーとしての知識を学んだことが表れていました。
英語の授業の様子、現地での様子や成長を表す帰国後のエピソードも盛り込まれていて、見ごたえのある発表ばかりでした。
最後にアメリカ組の約40名が現地で行ったフラッシュモブのダンスを披露し、チームの協調性とエネルギーが感じられる中で発表会が締めくくられました。
なかなか他校の生徒と交流し、同じ目標で長期間努力する機会はありません。参加対象は新2,3年生です。是非、来年もＫＩ生から参加者が出ることを願います。

英語科　　朝倉理惠

補足　おおさかグローバル塾の概要説明

補足：
「おおさかグローバル塾」では、英語力とコミュニケーション能力を上げるだけではなく、多文化を理解して異文化の中で人々と協力できるための内容を学び、自国の歴史・文化などを他者に伝えるプレゼンテーション能力を身につけるとともに、現地では将来自分自身が本格的に留学する姿をイメージできるために現地の大学の授業の受け方などを事前に学びます。
また、現地に到着するとただ単に異文化を体験しに行くのではなく、ボランティア活動や調査等を通して現地の人々と交流し、ヤフーなどの上場企業の訪問を通してどのように社会を変えられるかについて考える機会を与えられます。
帰国後は長期留学に向けた準備を行い、引き続き高度な英語の授業などを受け、人々を導く強いリーダーシップを発揮できる人物になることを目指します。
以上の教育は本校が取り組んでいる「真の国際人」育成教育（※）と重なる点が多くあります。
通常の留学及び留学準備費用を大きく軽減するだけではなく、同じ目標を持つ他校の高校生たちと共に学びながらお互いに刺激を与える環境の中で成長していく絶好の機会があります。
「大阪府国際化戦略実行委員会ホームページ」
http://osakaglobal.jp/project/ogs.html
「大阪府国際化戦略実行委員会」のおおさかグローバル塾（第4期生）終了式報告
http://osakaglobal.jp/jp/news/2015/12/15.html
入塾式の際のブログはこちら
http://kihs.test-s.biz/wp/blog/2015/04/4_.html

関西インターナショナルハイスクールの国際教育とは

※本校が育成を目指す「真の国際人」は、国際的な視点と多様性に柔軟に対応しつつ、例えば日本人としての健全な誇りと教養をもち、英語を使って外国人と対等に渡り合える人物です。一般のインターナショナルスクールの場合は多国籍・多民族の生徒が、例えば英語という共通言語で共に学びます。本校の場合、生徒の多くは日本国内の中学校出身生です。海外で学んだ経験のある帰国生・帰国子女の割合が一般の英語科・国際教養科の高校より多く、外国人教員が半数近い授業を担当しますので、この意味でインターナショナルスクールならではの国際的な教育、「使える英語」教育を実施しています。同時に、真の国際人とは、無国籍的な意味での地球市民のことだとは考えていません。国際社会を考えるとき、自国に対する健全な誇りを持たない限り、他国への敬意を健全に払うことはできません。国際社会や諸外国に対する幅広い知識、多文化に柔軟に対応できる広い心など、「真の国際人」としての教養、精神、実践的英語力を本校は日々の教育で育んでいます。
↓本校HPはこちら

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帰国生・帰国子女受け入れ校
高校卒業資格（向陽台高等学校との併修制度による。ただし2016年度からはNHK学園高等学校に変更します）