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2020.12.14 Lesson
LHR「10年後、どんな自分でありたいか」
1年生LHRでは次年度やその先に向けての進路について、各クラス担任が3クラスを回りLHRを行いました。私自身、1年生の学年では英語のレベル授業と終礼のときでしか生徒と関わることがないので学年全員の生徒や各クラスの様子を知る初めての機会になりすごく新鮮な気持ちでした。
「10年後、どんな自分でありたいか」今回はこのテーマを投げかけHRを行いました。進路なので大学や就職について考える人が多いと思いますが、それを目的にすると叶ったとき、叶わなかったときもそこで止まってしまいます。将来どんな自分でいたら自分らしくいられるか、生徒たちにはそれを人生の目的だと考え大切にしてほしいと思いこのテーマにしました。進路を決定する上で人生の目的を実現させるにはどういう仕事が良いか、その仕事に就くにはどんな勉強が必要か、それを学べる大学はどこか。大学に入ること、就職することはなりたい自分になるための手段です。まずは10年後の理想の自分に向かうための道作りが必要になります。
自分の将来の夢について、真っ先に決まっていると手が上がった人は各クラスに3、4人でした。10年後と聞いてほとんどの人が26、27歳の自分=将来の職業について考えていました。一方で大半は「やりたいことがわからない」「何となく日々過ごしている」「普段の勉強とかやるべきことはやってるけどそれがどう将来に繋がるのかピンとこない」という声でした。私自身、高校生の頃は特になりたい職業も決まった目標もなく目の前にある勉強をし、学校生活を送っていました。今やっている勉強がどこに向かうのかなど考えたことはありませんでした。就職までの過程やその後も壁にぶつかったことは何度もあり今やっていることも本当は自分に合っていないのでないか、そもそも自分のやりたいことは何なのかと考えるようになり私自身関連の本を読んだり、YouTubeに上がっている講義を聞いたりしてしっくりくるようになったのは最近のことです。今思うと未来の自分の理想についてイメージするのが先だったと気づきました。高校生の皆さんは進学や就職の前に、今の自分ではなく10年後20年後どういう自分でありたいかを考えてみて下さい。
「やりたいことが見つからない」という人が多くいます。選択肢が多すぎるということ。人はたくさんの選択肢の中でありすぎると選ばない選択をします。ジャムの法則で、スーパーで24種類のジャムが置いてあると実際ジャムを買った人はたった3%、ところが6種類のジャムだったら30%の人が購入したという研究結果があります。いろんな選択肢を手あたり次第に選ぼうとすると何がしたいのかますます分からなくなってきて結果失敗に終わってしまいます。がむしゃらに行動するのではなく自分の中で基準を定めるのが大切だといえます。そしていろんな選択肢の中でやりたいことを見つけたら次にそれを学び、人に与え喜ばせることのサイクルになります。
自分のやりたいことを持つ大切さ
人は何の為に仕事をするのでしょうか。お金の為でしょうか。もちろんお金は生活していくうえで不可欠です。無いよりある方が絶対に良いです。ですがお金のためだけに仕事を選ぶといつか自分が潰れてしまいます。
今回のコロナ禍のように社会情勢が厳しい状況に陥りやむを得ず職を失ってしまう場合もあります。そんな時でもなりたい自分軸を持っていたらもしものことがあってもそこで立ち止まらず別の選択ができます。
次に好きなことを仕事にすることについて。「パンが好きだからパン職人になりたい」という夢があったとします。「接客ができる」「流行りを入手するリサーチ力がある」「分量を配合する細かい作業ができる」このスキルがあってパン職人になる夢を叶えることができます。スキルと言えば能力が重視されると思いますが「本当のスキル」とは自分が生まれながらに持っているものでそれが得意なことだと考えます。やっていて心地いいこと、ストレスなく夢中になれること、やっていると自分でいられること。パン職人を例に挙げると元々細かい作業を苦にせずできるか、人にサービスを与えることを喜びに感じるかによってできるできないが分かります。できないことをするのは自分が苦しくなってしまいます。本当に大切なこと、目標は「お客さんを笑顔にさせること」でありそのために出来ることを合わせる。「目的+出来ること=やりたいこと」に繋がると信じます。
予めスキルは持っていて損はありませんが、競争社会の中で自然と身に付いていくものなので、スキルがないからといって諦めないことが大切です。
小さい頃から現在にかけてどんな自分だったか問いかけてみました。「黙々と絵を描いていた」「友達を笑わせるのが好きだった」いろいろな答えが返ってきました。自分では気付けない本当の得意なことを知るためにグループで互いの「良いところ」を話し合わせたのは新しい発見になり自信にも繋がり本当に良い機会になりました。なりたい仕事に就く、志望大学に入る、これらを目的にするだけではなくこれまでの自分を振り返りこれから何十年先どんな自分なら輝いた自分でいられるか卒業後の進路を決定する前に是非イメージしてみて下さい。
1年生担任・英語科教員 橋本真梨子
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