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2017.07.18
英検準1級に合格するには?
英語教員の西山です。読解のクラスを担当しています。今日は「英検準1級」に焦点をあてたいと思います。
私は日本人で、授業は教科書の音読以外は日本語で行います。本校は”インターナショナルスクール”ですが、生徒は大半が日本人。単語の意味も、授業中は日本語で説明しています。これだと、「英単語を目から脳に入力→日本語に置き換える→そして文意をとる」という段階を踏んでしまう。英検のような時間制限のある試験の際は、いちいち日本語に置き換えていると、それだけ時間がとられてしまう。
さて、「英検準1級」は、どれくらい難しいのでしょうか?
先日2017年第1回の英検の合格発表がありましたが、今回受験した生徒に尋ねたところ、一次試験合格者も不合格者も口をそろえて「難しかった」と答えてくれました。「単語がやばい!」。
nativeの先生に尋ねました。
“How difficult do you think the Pre-1 test?”
“Even natives have to think about it.” と言う答えが返ってきました。ということは、nativeでない場合、もっと考えないといけない、ということになります。考えるには、単語の意味を知っておいた方が「考える材料」が増えます。
単語の力の増強には、どうすればいいのでしょう?
nativeの先生が答えてくれました。“Just ask us.”
知らない単語が出てくるたびに “Tell me the meaning of this word, please.” と質問すればいい、というわけです。「辞書を引く」、「単語ノートを作成し、例文を書き写す」といった「昔ながらの方法」もあります。
私は、昭和49年生まれで、そんな教育を受けました。実践しました。感想は、「時間がかかる」です。どういうわけだか、辞書を引いてばかりだと「気分が滅入ってくる」という症状もでます(私だけかもしれません)。
単語の覚え方のコツは?
辞書も活用し、ノートも作り(気が滅入らない程度にとどめましょう)、そしてnativeの先生に単語の意味を尋ねる。すると、「語の意味を英語で知ることができる」という利点があります。また、nativeの先生は話上手な方が多く、顔を合わせて話していると明るくなるでしょう(これは私に限った話ではないと思います)。明るい気分でいると、継続が容易です。学校に来たら “Excuse me, please tell me the meaning of this word.” と質問する。分からないときは “I do not understand. Please tell me again.” とか “Please tell me until I understand.” とか、「分かった!」となるまで、尋ねる(聞き返して、それで怒り出すような、そんなnativeの先生はいません。安心して、分かるまで尋ねましょう)。nativeの先生は、分かるように、難しい単語も易しく言い換えて教えてくれます。
これを繰り返すと、びっくりするほどの語彙力が自分のものになるでしょう。しかも、「音声でいれた語彙力」は「辞書で引いて身につけた語彙力」よりも反射的に出てくることでしょう。
「反射的」に、という境地に到達すれば、ラクに問題に取り組めます。皆さん、英文をたくさん読みましょう!そして、わからない単語に出くわすたびに印をつけて、(明日、学校でnativeの先生に尋ねよう!)とワクワクしてください(ワクワクしすぎて眠れない、ということのないよう、早く休むのもたいせつです)。
とここまで本校KIHSの生徒を念頭に置いて書き進めてきました。
周りに外国人教員がいない場合はどうすればいいの?
読んでくれている中高生のなかには、「私が今通っている学校には週1回しかネイティブの先生は来ない」とか「ネイティブの先生が来るのは月2回だけです」と思った人もいるかもしれません。
そんなキミにこそ、KIへ!!是非来てください!
おっと、まず「英検合格に向けて」でした。
ネイティブの先生と接する機会が少なければ少ないほど、”シンプルなこと”を”くりかえす”のがたいせつ。
「英検問題について質問する」ということよりも、まずネイティブの先生に「自分から近づく」「自分の名前を言う」この2つを会えば毎回必ずしてください。ネイティブの先生は(…こんなに会う回数が少ないと生徒の名前も覚えられない、、、」というのが悩みなのです!
歩いても、なんなら走ってもいい!毎回「これでもか!」ぐらいにネイティブの先生のそばに行って、ゆっくりはっきり「I am 自分の名前!」と言う(口を大きく開けてください)。先生から”You are あなたの名前.”と言われるように、ということを目指してください。
「続けて、やれる!」ということを本当に続けるのは、たいせつなことなのです。
英語科 西山 亮一
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