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2015.09.19
児童文学と出会って、英語の楽しさを知る イギリス大学院で学んだ教務課職員のエッセー
児童文学と出会って、英語の楽しさが分かるようになりました
長続きしなかったピアノ 英語の方は?
私は小さいころ、英語やピアノを習っていましたが、どれも数年しか続きませんでした。
それは私にこらえ性がなかったのもありますが、「これをやり続けると、いったい何が見えてくるのか?」というのを誰も教えてくれなかったことも理由に挙げていいと思います。
ピアノを練習するとどんな曲を弾けるようになるのか?
英語が使えるとどんなことが分かり、どんな楽しみが得られるのか?
そういったことの想像もつかないまま、この鍵盤にはこの指を置く、曜日を聞かれたらこのように答える、というのをひたすら覚えようとしていました。
残念ながらピアノはやめてしまったままです。
『不思議の国のアリス』や『ハリー・ポッター』で英語の楽しさに気づく
英語の勉強がどのような楽しみをもたらしてくれるのか、それが分かったのは、大学に入り、英文学の勉強をはじめてからでした。
私が大学・大学院と勉強したのは英米児童文学――作品でいうと『不思議の国のアリス』や『ハリー・ポッター』、『オズの魔法使い』が有名でしょう――なのですが、
大学院では物語の古典となる17世紀の小説やシェイクスピアも読みました。
どちらも現代で普通に使われている英語とはかなり違うものです。
それまででも英語がスラスラ読める、というわけではなかった私は、文法の勉強をしなおし、単語を調べ、一文一文にしがみついて読み解いていきました。
他の言語に翻訳できないおもしろさ―英語独自のリズムや言葉遊びの愉快さー
そういうふうにして分かったことは、英語独自のリズムや、言葉遊びの愉快さ、つまりどうしても他の言語には翻訳できないおもしろさが、物語を支えているのだということ、また原文で読むことによって、そういったおもしろさを肌で感じられるということでした。
これが「やり続けると、いったい何が見えてくるのか?」という問いへの答えでした。
私の場合は文学でしたが、人が英語を学ぶ理由は様々です。
インターナショナルスクールならではの本校のおもしろさ
この学校には、いろんな経験を持った先生がいて、ネイティブの先生もおり、インターナショナルスクールならではの授業や行事があります。
ここは、英語を学ぶのと同時に「英語を学ぶことによって何が見えてくるのか」を、同年代の生徒と一緒に感じられる場所だと思います。
そして、若いころに、そういう場を得られるというのは幸運なことでしょう。
教務課 九鬼万里子先生のプロフィールと英語運用能力の必要性
日本とイギリスの大学院で児童文学を研究していました。今年から、このインターナショナルスクールで教務事務を担当しています。
【本校では、インターナショナルスクールとしての教育を実施するため、アメリカ・イギリスばかりでなく、AUS、カナダ、ルーマニアなどの諸国出身の教員が英語で授業を実施しています。生徒の成績や出席などに係る教務事務も外国人教員と連携しますので、しばしば英語を使用することがあるため英語運用能力が必要となります】
↓本校HPはこちら
関西インターナショナルハイスクール
〒545-00053 大阪市阿倍野区松崎町2-9-36
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