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2015.09.10

中学生のみなさん。どのような人生を思い描いていますか?

”中学生のみなさん。どのような人生を思い描いていますか?”
【本校英語科・西山亮一先生のメッセージを掲載します】

15歳の時には想像もできませんでした

「高校で休学する」
「28歳のときにアメリカにいて、そこで大学を卒業する」
「36歳で教員免許を取る」
「41歳で英語を関西インターナショナルハイスクールで教え始める」
私自身の人生ではありますが、15歳のときには全く想像もできませんでした。

若い皆さんは、今、どのような人生を思い描いていますか?

皆さんは、今、どのような人生を思い描いていますか?
今の日本では、スポーツに打ち込んでもいいし、勉強に打ち込んでもいい。アルバイトを頑張ってもいいし、芸能活動をがんばる人もいる。いろんな人がいます。
好きな道に進んでいいのです。
しかし、15歳の中学卒業時に「これで行く!」ということが決まっていない場合もあります(私もそうでした)。
「勉強する!」と言っても工業科もあり、商業科もあり、普通科もある。
「なんとなく」進学しても、自分に合うことをやればうれしくなる。
要は、何に「向いているか」です。

何に向いているか、が大切 でもやってみなければ分からない

そして、何に向いているのかは、やってみなければわからない。
義務教育を終えるということは、「なにがなんでも18歳で有名大学に合格する」ように毎日を送らねばならないと言うことではありません。
多くの進学校では、入学と同時に、有名大学の入試問題のレベルから逆算した、生徒の個性を無視した詰め込み教育が横行しているように思います。しかし、この学校では、生徒が自分のことを話せる雰囲気があって、そのような進学校との違いを感じています。
教える立場でうれしいのは、この学校では生徒との対話が多いことです。
「対話が多い」のは授業でもそうです。うまい、へたより前に、「(自分の考えていることを)声に出して話す」のは大事で、それには実際に話すしかない。
アメリカにいたとき、「最も尊敬されているアジア人はジャッキー・チェンだ」と感じていました。
彼の英語はうまいかへたかで言えば、へたでしょう。
しかし、「香港を愛する気持ち」「いつでもアクションを自分でやるだけの鍛錬」といった“総合力”が認められているのだと思います。

関西インターナショナルハイスクールでは

この学校はインターナショナルスクールですので、教員も多国籍です。
日本の価値観に縛られず、カナダの、オーストラリアの、アメリカの、いろいろな国の、生身の人間と直に接して、自分の思うことを主張して、自分が納得のいく価値観を築いていけばいい。
時間はかかります。
価値あることは時間がかかるのです。
私は、目先のことをせわしなく追いかけるよりも、私自身も、出会うみなさんも、時間が経てば経つほど、「あのときにこの学校に通って良かった!」と思えるように日々を過ごしていきたいと考えて仕事に取り組んでいます。
英語科 西山亮一
↓本校HPはこちら

K.I.H.S.
関西インターナショナルハイスクール
〒545-00053 大阪市阿倍野区松崎町2-9-36
帰国生・帰国子女受け入れ校
高校卒業資格(向陽台高等学校との併修制度による。ただし2016年度からはNHK学園高等学校に変更します)