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2019.02.27 先生のつぶやき
図書委員主催のビブリオバトルを開催しました。
後期授業も全て終わり、今日から校内模擬国連大会(KIMUN)がはじまりました。今年度残すはこのKIMUNと終業式、卒業式のみとなりました。
ビブリオバトル(Bibliobattle)
少し前になりましたが、図書委員主催のビブリオバトルを開催しました。ビブリオバトルでは、まず、読んで面白いと思った本を発表者がプレゼンします。そのプレゼンを聞いて、「どの本が一番読みたくなったか?」という基準で、参加者全員で「最高の一冊(チャンプ本)」を決定します。
ビブリオバトルは、2008年に当時、立命館大学の助教授だった谷口先生によって考案されました。今では、大学生、高校生対象の全国大会が、毎年行われています。今回の「KIビブリオバトル」は、「ぜひ、KIでもビブリオをやりたい!」という図書委員の声から始まりました。
今回は初回ということで、図書委員の精鋭メンバー4人が「発表者」となり、本のプレゼンを行いました。
ビブリオバトルでのプレゼンは、基本5分。原則は、原稿を見ないで行います。「発表者」にとっては、プレゼンを聞いている人たちが、いかに自分の紹介した本を「読みたくなってもらえるか」が勝負となります。そのため、いわゆる「ネタバレ」にならない程度に、物語の内容を伝えたり、この本を読むことで、いかに、自分のプラスになったのか体験談を話したりするなど、「発表者」は工夫を凝らします。また、聞き手に「読みたくなってもらう」ことが重要となるビブリオバトルでは、本の選定の段階からバトルは始まっているともいえます。
バトルが始まりました!
精鋭メンバー4人は、ビブリオバトルの特性を理解し、素晴らしいプレゼンをしてくれました。絵本、心理学の本、小説、、。プレゼンを聞いて、私はどの本も読んで見たくなりました。プレゼン後の「ディスカッションタイム(質問タイム)」では、さまざまな質問も出て、始終なごやかな雰囲気で大会が進行しました。
今回の「チャンプ本」には、同率で『僕とおじいちゃんと魔法の塔』(香月 日輪 著)と『去年の冬 きみと別れ』(中村 文則 著)の2冊が選ばれました。
これからも図書委員主催で、「ビブリオバトル」を開催したいと考えています。今後は、広くKI全体から「発表者」を募って行う予定です。このような取り組みが、本に親しむきっかけになればと思います。
国語科 古賀 美恵
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