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2021.10.12 進路
1年生進路指導HR
いよいよ後期の授業が始まりました。新型コロナウィルスの感染拡大を受け、9月はオンライン授業を中心に行いましたが、10月からは対面授業に戻り、生徒たちの元気な姿を見て嬉しく思っているところです。
10月4日のホームルームで1年生たちに進路に関する授業を行いました。
KIHSではどのような進路指導を行っているのか、その様子をブログに載せたいと思います。
KIHS卒業後の進路としては、主に①国内大学、②国内短期大学、③国内専門学校、④海外留学・海外大学、⑤就職に分かれます。希望進路先決定に向けた準備としては、まずKIHSでの成績(評定平均)を上げる事が必要不可欠です。なぜならどの進路に進むにしても、必ず学校から調査書(その生徒がどのようにしてKIHSでの3年間を過ごしたかを記録したもの)を発行する必要があるからです。その内容が充実しているか否かで進学先に影響を与えます。次に資格取得です。希望進学先の学部によりますが、英語系の学部であれば英検・GTEC・TOEIC・TOEFL等のスコア取得が必要となります。受験時期を考慮すると、遅くとも3年生の夏頃までには目標スコアを達成しておく必要があります。また、人物評価型の入試形態で受験する場合は、生徒会活動やボランティア等の学内や学外活動を精力的に行う事が大切です。
希望進路先決定に向けた準備が終わったら、具体的な志望校の決定に移ります。ここで重要な事は、自身が学びたい分野が何かを良く考えた上で選定し、それに合う学部がある学校を探す事です。つまり、大学名から探すのではなく、学びたい学部を探す事が非常に大切だという事です。その際、学びたい分野をより具体的に考える事も大切です。例えば、漠然と「英語が勉強したい」はNGだという事です。なぜなら同じ英語でも学部によっては扱う内容が大きく変わるからです。次に考えるべき事は、学校の規模や雰囲気が自身の好みに合っているかを考える事です。つまり、大規模なキャンパスで大人数に囲まれて学びたいのか、小規模で面倒見の良い教授に囲まれて静かに学びたいのか等です。こうした部分についてはオープンキャンパスに行って肌で感じる必要があります。次に希望進学先の偏差値と自身の偏差値にどれほどの差があるかを考える事です。この時期(1年生後期)であれば、第1志望が多少自身の偏差値よりも高い学校を志望しても、今後の伸び次第では希望進学先の合格を勝ち取る可能性があるため、我々教員としては(よほど無理がある場合を除いて)応援します。しかし同時に考えなければならないのは、チャレンジ校だけを志望するのではなく、自身のレベルに近い学校の受験も検討する必要があるという事です。ただしこちらに関しては今すぐではなく、2年生の夏頃までにある程度固まればそれでも構いません。あとは学費や自宅からの距離等、実際に通い続ける事ができるのかを考える事も大切です。
近年では入試形態が非常に多様化しています。最も受験者数が多いのが一般入試です。KIHSからは文系学部の大学を受験する生徒が多く、基本的には英語・国語・社会(日本史・世界史・政治経済等から1科目)の3教科を受験します。次に推薦入試です。公募制推薦入試だと、英語1教科、英語・国語2教科、あるいは英語・国語2教科に加えてKIHSの成績(評定平均)を点数化してその合計で合否を出す大学もあります。受験科目が少ない反面、受験者層がその科目が得意な生徒が集まるため、厳しい戦いとなる事が多い受験形態です。次に総合型選抜入試です。こちらはAO入試・特別入試・グローバル入試等、呼び方が様々ですが、総じて言える事は人物評価型の入試だという事です。基本的には1次試験が書類審査、2次試験が面接試験となっており、書類審査では志望理由・在学中の学習計画・卒業後のビジョン等を書き、その内容を審査されます。つまり、他の受験形態と比べて大学入学から卒業後までのビジョンが明確でないと合格する事が難しくなります。また、合格枠が非常に少ないのも特徴の1つです。受験に向けた準備の仕方が公募制推薦入試や一般入試と大きく異なるため、この受験形態で受験する生徒は万が一の事に備えて同時に筆記試験の対策もしておく必要があるため、かなりの負担がかかってしまう受験形態でもあります。しかしKIHSからは毎年この受験形態での合格者が出ており、そうした生徒は高い英語能力(英検準1級以上)とコミュニケーションスキルを持っています。
1年生の生徒たちはこの話に対して非常に真剣な表情で聞いており、HR終了後には多くの生徒から進路に関する質問をしに来てくれました。この時期に進路HRを実施した意図を理解し、そして全員が真剣に自分の将来について考えたからこその行動だと思っています。今後の彼らの成長が楽しみです。
1年1組担任、英語科・社会科教員
谷本浩瑛
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